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わら人形の呪い

 「丑の刻参り」といえば、人を呪うための日本で最も有名な呪術のひとつだ。ほとんどが男女間の愛憎のもつれによるもので、呪われる相手は恋敵が多い。奈良時代からあった!恐怖の呪い人形。
 この呪術の典型的なものは、白装束を身にまとい、火をつけた3本のろうそくを鉄輪で頭に立て、丑三つの刻(午前2時~2時半ごろ)に、寺や神社などの樹木に呪うべき相手の名前と生年月日を書いたわら人形を五寸釘で打ち付ける。これを最低7日間、人に見られずに続けられれば相手は呪殺される。ただし、人に見られた場合は、見た相手を殺さなければその呪いが我が身にはね返ってくる・・・・・というものだ。

 やや異なるパターンもある。呪術を行う者は一反の白木綿を体に巻きつけて、裾を長く垂らす。頭には荒縄を巻いて火をつけたろうそくをさし込む。さらに口に櫛をくわえ、胸に鏡を下げ、一枚歯の下駄をはく。この格好で白木綿の裾が地面につかなような猛スピードで神社まで走り、階段を駆け上がり、神木にたどり着き、呪の言葉を唱えつつ、わら人形の心臓に当たる部分に五寸釘を打ち込む。

 呪う相手が衰弱するなどの、呪が効いたと思われるなんらかの徴候があるまで何日も続けねばならず、よほどの怨念がないと実行しきれるものではない。

 この鬼気迫る黒い呪術にルーツは、奈良時代に遡る。中国から人形(ひとがた)を使用した呪術か入ってきて以来のことで、以降、朝廷は呪術合戦の場と化し、人形の目や心臓に位置に釘を刺したり、人形の手足を縛って相手を病死させる呪いなどが横行した。実際、平城宮の井戸の跡からは、呪いの人形が発掘されている。これは長さ15センチ、幅3センチ弱の木製で両目と左胸のあたりに木製の釘が打ち込まれていた。と

 呪の人形は平安時代以降にも見られたが、現在いわれているような「丑の刻参り」の手順や服装が定着したのは、江戸時代のことらしい。

 なお、現代はこのような「わら人形の呪い」は迷信だと思われがちだが、インターネットで検索してみれば、わら人形など呪いのグッズの通信販売や丑の刻参りの代行サービスなど種々のサイトにヒットする。表向きは迷信だと笑い飛ばしても、内心は文字通りにわらにもすがる思いでその効果を信じたい人が多いのかも知れない。

 それどころか、いまなお多くの神社で実際にわら人形などの残骸が発見されているのだ。ただ、もちろんこれらのわら人形による呪いが実際に効果があったかどうかは、記録には残っているわけではないし、だれにもわからない。

 そう、「わら人形の呪い」は、ほとんどが極秘のうちに行われているのだから・・・・・・・。
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呪われた事件
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theme
怪奇・超常現象

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