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フランス王家も滅ぼした呪われたホープ・ダイヤ

 女性で嫌いな人はまずいないでしょう。光り輝くジュエリー。そんな中でも一番輝きが美しい一つのダイヤの物語について本日は紹介しましょう。

  9世紀頃のインド。西北部にあるガット山脈のバルカット峠。そのふもとにある畑で、一人の農民が畑を耕していたところ、クワの先に何か硬いものが当たった。農夫が掘り起こしてみると、それは青く光輝く透明な石だった。

 何かの宝石のように感じた農夫はその石を町の宝石商の元に持ち込んだ。鑑定の結果は驚くことに279カラットもあるダイヤだというのだ。農夫は偶然見つけた大粒のダイヤに心を躍らせ喜んだ。

 だが、この美しいダイヤ、所有者に恐るべき災いをもたらず『呪われたダイヤ』だった。

 当然、最初の呪いは農夫に降りかかった。あるとき、農夫の住む村にペルシアの軍隊が攻め入った。そのとき農夫は司令官にダイヤを奪われてしまうのだが、絶対に話すまいとしっかと握りしめていた農夫に業を煮やし、その司令官は腕を切断してしまった。

 第二の犠牲者は当然ながら、その司令官だった。彼は帰国後、ダイヤを王に謙譲し、王からの恩恵を受ける。司令官自身はのちに親族の犯した罪の責任を取らされ、処刑されてしまう。そして、ダイヤを手にした王も、部下の謀反にあって暗殺されてしまった・・・

 こののちしばらく、呪われたダイヤは歴史から姿を消す。しかし、時代は流れ17世紀、インドにて再び呪われたダイヤは姿を現す。
 
 あるとき、フランスのダイヤ商タベルニエは、インドの古い寺院を探索していた。すると、古びた仏像の上部で、何かが光り輝いているのに気付いた。見てみると、それは額にはめ込まれた巨大な宝石だった。青く澄んだ宝石が放つその光は、どう見てもダイヤだった。タベルニエは逡巡(しゅんじゅん)のすえ決心した。

 彼はなんと、ダイヤを仏像の額からはぎ取りフランスへ持ち帰った。フランスへ持ち帰った彼は当時の国王であるルイ14世に献上した。喜んだ国王は大金をタベルニエに与えた。だが、タベルニエはその後、ある事件に巻き込まれ、国王から得た大金を全て失い、諸国を彷徨ったすえ、ロシアに流れつき、狼に食われ生涯を閉じたといわれている。

 一方、国王にも過酷な運命が待ち構えていた・・・

 当時のフランスは『太陽王』と呼ばれたルイ14世の統治下、絢爛(けんらん)豪華で知られるバロック時代の絶頂期にあった。その権威を象徴するかのような巨大なダイヤを手に入れた国王は、それを研磨させ新たに69カラットのハート形へと生まれ変わらせた。そして、儀典用のスカーフに飾りつけた。

 だが『フランスの青』と呼ばれることになったこのダイヤを長く愛でることはなく病死する。そして、国王の死が引き金になったのかのごとく、これ以降フランス王家の没落が始まったのだ。

 太陽王の死後、それまでの国庫金の濫費(らんぴ)が祟って王家は財政難に陥り、急激に衰退の一途をたどる。それから約80年後、革命の嵐がフランス中に吹き荒れ『王家の青』を受け継いだルイ16世と王妃マリー・アントワネットを、ギロチン台へと送ることになる・・・

明日は『呪われたダイヤ』の末路を紹介いたします。
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呪われた事件
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都市伝説・噂話

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